葉の上にあるカプセルとスプーン

バルトレックスは、主成分の抗ウイルス化学療法薬塩酸バラシクロビルで帯状疱疹を治療する際に用いられる抗ヘルペスウイルス薬であり、2006年に性器ヘルペスの再発抑制効果が厚生労働省に追加承認されています。
性器ヘルペスの再発抑制の為のバルトレックスの服用は、再発頻度が年6回以上の患者に対して1日1回500mgを7日間投与しますが、1年以上の投与も可能です。
バルトレックスの抗ウイルス化学療法薬バラシクロビルは、チミジンキナーゼの作用により加水分解されアシクロビルに変化します。
デオキシグアノシンと構造が似ているアシクロビルは、りん酸化され感染細胞内に取り込まれDNAポリメラーゼの働きを阻害し、ウイルスの増殖を抑制します。
性器ヘルペスは、主に性行為により感染する性行為感染症です。

男性の場合は、2日~10日間の潜伏期を経て発症し、軽いかゆみが次第に強い痛みが増し亀頭や陰茎、陰嚢部、肛門周囲に腫脹や小水疱が破れてびらんを形成します。
又、病状が悪化すると排尿痛や排尿困難などの症状があらわれ、項部硬直や無菌性髄膜炎、ウイルス血症を生じ全身感染を起こすケースもあります。

女性の場合は、2日~21日の潜伏期間を経て発症し性器皮膚粘膜より知覚神経を伝って仙髄神経節に潜伏感染し、宿主の免疫力の低下した時などに活性化され再び神経を伝って大陰唇や小陰唇、会陰部に水疱性や潰瘍性の病変形成します。
又、患者の多くに鼠径リンパ節の腫脹と痛みがあらわれ、発熱や頭痛、倦怠感などの全身症状を伴うケースがあり、首筋の硬直や羞明感、尿閉や便秘などの性器以外の部位に症状が発症するケースもあります。

性器ヘルペスは、心身の疲労や月経などによるホルモンバランスの乱れが原因で発症するケースもあります。

免疫力の低下が関わる他の性病としてはエイズが代表的です。
ヘルペスとエイズでは免疫力という言葉以外に関連性は薄いですが、性行為が原因でヘルペスに感染する以上は性行為でエイズに感染する状況があってもおかしくはありません。
エイズは感染後3ヶ月を置かなければ検査をしても正しい結果が出ません。
心当たりがあるならその日から計算して検査キットをすると良いでしょう。
現在では自宅でもエイズ検査がおこなえるキットが発売されていますので、万が一に備えて用意しておきましょう。